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ぶんか社&LINEマンガで『汚部屋そだちの東大生』連載中。
単行本『心の穴太郎』日韓発売中。
古いロックと絵本とSFとお笑いが好きです。
Twitter @kllinika

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  • ご投稿ありがとうございます。『誰がためにお昼の鐘はなる』を一番面白く読ませていただいたので、こちらにコメントをいたします。
    会食恐怖という向き合いたい具体的な問題を提示されていること、そして一緒に立ち向かってくれる友人ができること、この1話にハミ山さんが伝えたいものが詰まっているように感じられてとてもぐっときました。

    飯田さんのアプローチがとても素敵ですね…一発で好きになりました。飯田さんの気持ちと共に傘の柄の表情が変わるのもかわいいです!川崎さんが「直さなくちゃ」とがんばらなくても大丈夫だという気持ちになってくれていたらいいなぁと、彼女たちに気持ちを託しながら読むことができました。
    『汚部屋そだちの東大生』等も拝読しまして、自分の感情と向き合おうとされている方だなと感じます。ぜひお話してみたいと思いましたので、担当希望をさせていただきました。よろしくお願いいたします。

    2021/03/02 14:58
  • 真に迫る語り口に引き込まれ、ドキドキしながら読みました。
    マリコの覚えた罪悪感が、こちらの心を抉ってくるような感覚がありました。
    ハミ山さんは気持ちの分析がとても丁寧な方だと感じます。

    一方で子供のマリコが一瞬怖いと感じる部分もありました。
    トンボを捕まえることを「楽しそう」と思う小学生が、いきなりトンボを引き裂くのは唐突な気がします。トンボを素手で捕まえるだけでよかったはずです。
    ここだけはマリコに別の人格が乗り移ったように感じて怖かったですね。

    ただ、トンボを裂く演出はこの作品において最重要だと思いますので、
    たとえば、

    男の子たちが捕まえたトンボの翅を毟って見せる
    →男子「こんなこと女の子にはできねーだろ!」(挑発)
    →マリコ「で、できるもんっ」(うっかり本体まで裂いてしまう)

    といった感じにすると、男の子たちから無茶ぶりされた結果…
    という形になるのでマリコの怖さが和らぎます。

    マリコは男の子のような遊びがしたい女の子ではあるけれど、「ムキになると何をしでかすかわからない危険な女の子」ではないと思うので、言葉は悪いですが”イカレてる”ような印象にならないように気をつけてあげたほうがよいかなと思いました。

    もしマリコの「怖さ」が意図的だったとしたら、これらのアドバイスは聞き流してください。ただ、マリコは負けん気の強い普通の子(女の子、ではなく)として描いた方が、読後感はよくなるのではないかと思います。

    子供のころ庭にあった蜘蛛の巣を片っ端から蜘蛛ごと棒で巻き取り、焚火にくべたことを思い出して、罪悪感に包まれながら感想を書きました(苦笑)。

    この度はたくさんの作品をご投稿いただき、ありがとうございました。

    2021/03/03 16:34

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