編集者メッセージページ

  • 以前の投稿作も拝読し、着実にうまくなっているとお見受けしました。

    ・この設定では大量殺人に対応できないのでは?
    ・2021年にサイエンス系の論文をアナログで机に保管する人はいないのでは?

    という大きな疑問が引っかかり素直に読めませんでしたが、物語の語り手・良秀が見事なサイコパスとして描かれていて、その独白に魅力を感じました。

    一番もったいないのは「助けようなどとは考えるなよ」と死神がフラグをビンビンに起てている流れをスルーしたところ。
    もちろん助けなくていいのですが、「これはフラグを回収する流れ……?」と読者をミスリードさせるスリルがまったくなく物語が進んだことが残念なのです。

    類型から外れた人物を描く姿勢は素晴らしいので、あとは類型に慣れた私たち読者をうまく導くよう気を遣ってくださればより完成度は上がると感じました。
    ご投稿、ありがとうございました!

    2022/01/03 01:41

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