編集者メッセージページ
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音楽が持っている呪術性みたいなものを可視化させるアイデアがお見事ですね…!
音楽家と霊の主従関係、それに対する主人公の苦悩も作品に奥行きを与えていて素晴らしいです!
僕は音楽はからきしですが、ショパンはシューマンの神学的な音楽批評を馬鹿にしてたとか何かで読んだことがあるので、今後の各キャラの絡みなども大変に楽しみです!
第一話ではこのアイデアの素晴らしさを前面に出す方がベターかなと思いましたので、例えばティトスが霊として初登場するところはもっと大々的に扱って欲しいなと考えます。
また、コンサート会場に霊が入れないくだりなど、2人の会話で設定をそれとなく読者に伝える技術はすでにお持ちなので、キャラと2人の主人公の関係性についての描写を手厚くしてあげることで、イグリさんの世界観に読者を引き込めるとよりグッドだと思います!
どんな経緯を経てこの着想に至ったのか、非常に興味があります。
ぜひお話させてください!
担当希望させていただきます!
この度はご投稿ありがとうございました!2020/03/05 01:00 -
ネーム段階ですが、絵の魅力がビシバシ伝わってきました。
構図やポーズ、ちょっとしたキャラの目線だけで「エモすぎるぜ」と
思わされます。すごひ。
これだけ画面への期待を持たせられるのであれば、
もう少し展開はゆっくりでもいいような気がしました。
設定が「歴史」「ファンタジー」「音楽の天才」と、読者にとって非日常なものが
詰まっているので、ストーリー自体はシンプルな方がとっつきやすくなるかなと。
とはいえ、難しい題材にネーム段階で説得力を持たせられるのは大きな才能だと
思います。ぜひ、一度お仕事の話をしたいです。
よろしくお願い致します!
2020/03/03 01:32 -
すばらしいです。大好きなものを描き、広めたいという強い意志を感じました。
想いの強さと練りに練った反動で、
「飴」のようにギュッとなってしまっていて、すぐに飲み込めず、時間をかけないと旨味がわかりにくくなってしまっている印象も受けました。
ファンは「飴」のほうが喜びますが、
ファンにするためには「ジュース」くらい飲みやすくしてほうが良いかもしれません。
具体的には、連載の1話目は、
主要キャラの魅力紹介だけでいいと思いました。
事件などは後回しにして、2人がいま、どんな関係性でお互いをどう思っているのか、お互いの好きなところはどこか、目的(希望)は何か、だけがわかる1話目にしてもよいかなと。
僕は演奏を聴いてるときのショパンの眠るような仕草がいちばん印象に残っています。
それだけでじゅうぶん惹きつけられる魅力をもった主人公ですから、きっとできます。
ご参考までに!2020/02/29 21:05 -
「石田検校の霊と大山康晴の霊が、現代に復活し対決!しかもまさかの相居飛車!!」
↑これ、将棋ファンの僕にとっては面白い設定なんですが、たぶん多くの人がワクワクしないと思うんですよね。
これと同じで、この作品には、なぜ実在した音楽家を出すのかについて「そのほうが面白くなるから」という確固たる理由が欠けている気がしています。
裏を返せば、イグリさんの力量と音楽愛があれば、こういった設定にしなくてもじゅうぶんに面白いマンガが描けるのではないかと感じました。
それくらい手抜きのない原稿、万人受けのする絵だと思います。
設定を「足す」のではなく「引く」ことで、わかりやくすく面白くなる場合もあるということも知っておいていただけると嬉しいです。
ご投稿ありがとうございます。2018/03/08 20:38