編集者メッセージページ

  • 面白かったです!非常にリーダビリティが高くて、漫画がお上手だな~と思いました。コマ割りや構図もかなり工夫されていて素晴らしかったです。
    小林源三郎の絵の修復を夢見る学芸員と、絵の中にいる少女のボーイミーツガールという設定もロマンがありますし、この後二人がどうなっていくのか非常に気になります!

    主人公が最初に抱えている問題もハッキリしているので今後解決すべき目標も明確なのですが、あえて言えば1話目がめちゃくちゃ起承転結の「起」のあたりで終わっているのが気になりました。今後描いていくことになるとは思うのですが、まだ企画の紹介くらいで終わっている感じなので、1話目の中で彼女のキャラクターを教えてくれればもっと先が気になるし、モンブランの出現が彼の葛藤にどういう変化をもたらすのかがもう少し見たいです。現状だと「1話目だけだと判断できない」と言われてしまうマンガになっちゃいそうというか。

    主人公が一人で悩んでいる時間が長いので、もしかしたらP.18からモンブランを出してしまって、早めに強烈な出会いを作ってもいいのかもと思いました。
    ①祖父宅で小林源三郎の絵を発見
    ②モンブランの出現
    までは扉絵でなんとなく予想できるので、そこは早めに見せてしまって、後半で主人公の行動やモンブランの魅力で見せ場を作れると1話目の完成度がグッと上がりそうです。

    形式的に三幕構成で作るのが一番うまくいきそうなので、読者がキャラと一緒にカタルシスを感じられるゾーンまで持っていけるといいですね!

    長々と語ってしまいましたが、非常に面白い企画だと思うので、一度お話を聞かせていただけると嬉しいです!よろしくお願い致します。

    2022/04/13 15:28

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