最後に選んだ一言にグッときます。その一言しか言えないのが嫌だったはずなのに。。。すごくネームうまいし、カラーも可愛い。他の作品も全部うまいなあと思うのだけど、欲を言えばもう少し長めの話を読んでみたいと思います。色々できそうな人なので楽しみにしています。

美しい絵で語られる、切なくてきれいな恋心に
視点が猫であるにも関わらず、すごく感情移入してしまいました。

出てくるすべてのものが美しく、詩的な展開と絵を見ていくだけで癒されました。
ただ、もしかするとどこかで一点、逆に黒い感情を持つ人物などを登場させると
主人公たちの魅力がより際立ち、かつ新たなドラマも生まれるのではと思いました。
次回作も楽しみにしております。

ご投稿ありがとうございました。コミックアース・スターの藤本です。
「紙舟で海へ」とても素敵な作品でした。

高校生の頃、将来の夢や親との関わりで誰しもが感じたであろう悩みや反発心が
とてもリアルに描かれていて、学生の時の自分が思い出されました。
チビが部屋まで来てくれたときの「ママんとこに行きなよ」というセリフもとても印象的でした。
本当は傍に来てくれて嬉しいけれど、正直に言えず突き放してしまう。でも嬉しい。
そんな複雑な心情が手に取るようにわかって、個人的に好きなシーンでした。
他にも他人に心を明け渡す恐怖心や誰も自分を選ばないという孤独など絶妙な心情を
見事にすくえていらっしゃって素晴らしかったです。

ただ終始キャラクターの表情が固かったりパターン化しているように感じてしまったので、セリフだけでなく表情からも感情を伝えられると、かおる様の才能である感情表現がさらに磨かれるかと思います。

次回作も楽しみにお待ちしております。
この度は素敵な作品を投稿してくださり、ありがとうございました。