編集者メッセージページ
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投稿ありがとうございます。
どんな街にもある「牛丼屋」からはじまるちょっとした冒険ストーリー、
現実感と非現実感の絶妙なバランスに、とてもワクワクしながら読ませていただきました!
夜の牛丼屋で粉チーズ、夜の繁華街を動物園のように楽しむ、夜の世界と女の子の幼さ・ピュアさのミスマッチ感がこの作品の独特な世界観を作り上げており、とてもいいなと思いました。
一点、もっと見たかった点を挙げるとすれば、
夜の街にいる普段とは違うカナちゃんの姿を引き立てるために、
昼の「いい子」にしている時のカナちゃんの姿がもっと見れると、より作品に奥行きが出たかなと思いました。
独特な言葉遣いと世界観がとても魅力的で、
是非とも担当としてカルビ佐藤さんと一緒に作品を作りたいです!
担当希望申請いたしますので、ご検討いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします!!2019/07/26 23:45 -
人間を観察する力に長けてますね…。
私は「夜の街は動物園」って言葉にやられてしまいました。本当にその通り。
夜の繁華街は、欲望渦巻く悲しい世界です。
でもカルビさんの表現って、その空虚さを努めて煌びやかに見せようとしてますよね。あっけらかんと「社会見学」と表現しているカナちゃんの言葉と、そして表情。すごく素敵で、すごく好きです。
しがない牛丼屋の店員。謎に夜間徘徊を繰り返すJC。朝キャバの勧誘。酔いつぶれたおっさん。
きっとみんな、脛に傷がある人間なんだと思います。大なり小なり。
そして多分、カルビさんの人生経験の中でそういった事を実際に見る機会があったんだと思います(勝手な推測)。だから、リアルな手触りがあるんじゃないかなと。
でもそのリアルを、可能な限り希望のある方に向けようとしているところに、私は作家としての美学を感じました。
コマ割りなどの演出や、シンプルな原稿力については、すでに高いレベルにありつつもまだまだ改善の余地はあるかと思います。中学生〜〜?チビだな、で粉チーズを出す下りはもっと溜めて、この前後のシーンもキャラの魅力が出ているのでそんなに急がなくてもいいかなと思ったり。でもその辺りは、トライアンドエラーで改善していけばいいところです。
私はカルビ佐藤さんという作家さんに、本物の人間を描ける可能性を感じました。
きっといい企画を見つけられたら一気に伸びていく、それだけの才能のある作家さんだと思うので、これからも頑張ってください。次回作も心より楽しみにしております。2019/07/29 04:24 -
このタイミングで、このお話を考えること自体にセンスを感じました!
ウィルチェアラグビーについて知る事もでき、作品としても成立しているのは素晴らしいと思います!
最後のオチまで、物語としてはオーソドックスですが、人間を描きたい!という思いを感じました。
一つ物足りなかったのは、選手たちの筋肉質な生々しさを描き切れていないのではということです。
絵として、もう少し練習することも重要だと思います。
こんな偉そうなこと言いましたが、是非、一度お会いしてお話したいです!
よろしくお願いいたします。2019/08/02 23:29