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編集者メッセージ(新着)
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EUTOPIAへのメッセージ
米戸けいさん、はじめまして!
こちらの作品、とても面白く読ませていただきました。
現実に戻った後、白の国で流した涙はどこへやら、慌ただしく今までの日常に戻っていった主人公のラストが印象的でした。はたして白の国は本当に主人公にとって楽園だったのでしょうか?
今の日本には、この作品の主人公のような考えの女性はすごく多いと思います。ですが、そんな主人公の理想が詰まっているはずの白の国を肯定する人だけを描いたことで、本当に白の国は楽園か?はたまたその考え(結婚したくない、子供を産みたくない、「女」として生きたくない)は本当に自分のものなのか?というところまで考えさせられました。
米戸さんはご自分の狙いを、とても上手く作品にするセンスをお持ちだと思います。
これからの作品にもとても期待しています。
この度はご投稿いただきありがとうございました! -
BIRDSへのメッセージ
「面白い話をしよう」というこの始まり、すごいハードル上げてくるなと思いましたが、本当に面白かったです。
まだ髪がフサフサな頃のニコラス・ケイジが主演の、鳥に魅入られた男との友情を描いた映画『バーディ』を思い出しました。(未見でしたら面白いので是非!)
鳥って、なぜかわからないけれどどこか不気味というか、うっすら怖い気がします。あのどこを見てるかわからない眼とか、独特の鳴き声のせいかもしれません。
それでいうと、本作では、鳥のフォルムというかデザインが可愛すぎる気がしました。あからさまに気持ち悪いとかではなく、なぜかわからないけど生理的に恐怖感を覚えるような見た目で、かつ、語り部の男と目が合った時独特の鳴き声をあげていたら、あるいはもっと不穏で面白い話になったかもしれないと思いました。 -
EUTOPIAへのメッセージ
性差問題をテーマに、どちらの立場にも偏らないように丁寧にバランスをとり、問題提起をしている作品だと感じました。
2ページ1コマ目の主人公の表情がめちゃくちゃいいですね。この描写で主人公の心情がしっかり把握できたので、その後の話が非常に読みやすくなりました。人間臭くていいですね。
作中に出てきた「白の国」をどう思うかで、読者の感想が割れそうです。ちなみに私は男ですが、白の国はユートピアというよりはディストピアに見えました。性差だけでなく負の感情まで強制的に抜き取られたような、魂を半分抜かれたような状態に見えて少し怖さを感じます。
他の人の感想を聞いてみたくなる作品ですね。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました。 -
BIRDSへのメッセージ
冒頭からしっかり読者の興味を引こう、という工夫が感じられる作品でした。真っ先に目に飛び込んでくる、「面白い話をしよう」というセリフ。そしてそのセリフによって顔の隠れた主人公。これは彼があくまで語り部で、主人公ではないことを示唆しているのでしょうか。
「語る」話なので必然的にセリフの量は多くなっていますが、2ページ目に見られるように”演技”をさせることによって読者に退屈さを感じさせない工夫もされていますね。それ以降も構図の取り方など、お上手だなと思うコマがいくつもありました。
ストーリーに関してはシンプルにまとめられていて読みやすかったのですが、飯田くんと主人公のドラマをもう少し読みたかった気持ちがあります。
本作は鳥の怖さがメインの話だと思いますが、飯田くんも謎が多くて失踪した原因が絞り切れない印象がありました。というのも、飯田くんの部屋が広すぎるし家具はないしで「彼はどこかの国の諜報部員か何かだったのでは?」という疑念も抱いたからです。鳥によって消えたのか、それとも彼の一身上の都合で消えたのか、そこがふらつくので鳥の怖さがすこし弱まってしまった気がするのです。(これは深読みしすぎているという自覚もあるのですが)
初めて描かれたオリジナルということで習作的なものだとは思いますが、キャラの演技や演出に才気を感じさせてくれる作品でした。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました!
編集者メッセージ(いいね)
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BIRDSへのメッセージ
冒頭からしっかり読者の興味を引こう、という工夫が感じられる作品でした。真っ先に目に飛び込んでくる、「面白い話をしよう」というセリフ。そしてそのセリフによって顔の隠れた主人公。これは彼があくまで語り部で、主人公ではないことを示唆しているのでしょうか。
「語る」話なので必然的にセリフの量は多くなっていますが、2ページ目に見られるように”演技”をさせることによって読者に退屈さを感じさせない工夫もされていますね。それ以降も構図の取り方など、お上手だなと思うコマがいくつもありました。
ストーリーに関してはシンプルにまとめられていて読みやすかったのですが、飯田くんと主人公のドラマをもう少し読みたかった気持ちがあります。
本作は鳥の怖さがメインの話だと思いますが、飯田くんも謎が多くて失踪した原因が絞り切れない印象がありました。というのも、飯田くんの部屋が広すぎるし家具はないしで「彼はどこかの国の諜報部員か何かだったのでは?」という疑念も抱いたからです。鳥によって消えたのか、それとも彼の一身上の都合で消えたのか、そこがふらつくので鳥の怖さがすこし弱まってしまった気がするのです。(これは深読みしすぎているという自覚もあるのですが)
初めて描かれたオリジナルということで習作的なものだとは思いますが、キャラの演技や演出に才気を感じさせてくれる作品でした。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました! -
BIRDSへのメッセージ
「面白い話をしよう」というこの始まり、すごいハードル上げてくるなと思いましたが、本当に面白かったです。
まだ髪がフサフサな頃のニコラス・ケイジが主演の、鳥に魅入られた男との友情を描いた映画『バーディ』を思い出しました。(未見でしたら面白いので是非!)
鳥って、なぜかわからないけれどどこか不気味というか、うっすら怖い気がします。あのどこを見てるかわからない眼とか、独特の鳴き声のせいかもしれません。
それでいうと、本作では、鳥のフォルムというかデザインが可愛すぎる気がしました。あからさまに気持ち悪いとかではなく、なぜかわからないけど生理的に恐怖感を覚えるような見た目で、かつ、語り部の男と目が合った時独特の鳴き声をあげていたら、あるいはもっと不穏で面白い話になったかもしれないと思いました。 -
EUTOPIAへのメッセージ
性差問題をテーマに、どちらの立場にも偏らないように丁寧にバランスをとり、問題提起をしている作品だと感じました。
2ページ1コマ目の主人公の表情がめちゃくちゃいいですね。この描写で主人公の心情がしっかり把握できたので、その後の話が非常に読みやすくなりました。人間臭くていいですね。
作中に出てきた「白の国」をどう思うかで、読者の感想が割れそうです。ちなみに私は男ですが、白の国はユートピアというよりはディストピアに見えました。性差だけでなく負の感情まで強制的に抜き取られたような、魂を半分抜かれたような状態に見えて少し怖さを感じます。
他の人の感想を聞いてみたくなる作品ですね。
この度はご投稿いただき、ありがとうございました。 -
EUTOPIAへのメッセージ
米戸けいさん、はじめまして!
こちらの作品、とても面白く読ませていただきました。
現実に戻った後、白の国で流した涙はどこへやら、慌ただしく今までの日常に戻っていった主人公のラストが印象的でした。はたして白の国は本当に主人公にとって楽園だったのでしょうか?
今の日本には、この作品の主人公のような考えの女性はすごく多いと思います。ですが、そんな主人公の理想が詰まっているはずの白の国を肯定する人だけを描いたことで、本当に白の国は楽園か?はたまたその考え(結婚したくない、子供を産みたくない、「女」として生きたくない)は本当に自分のものなのか?というところまで考えさせられました。
米戸さんはご自分の狙いを、とても上手く作品にするセンスをお持ちだと思います。
これからの作品にもとても期待しています。
この度はご投稿いただきありがとうございました!