これは野心作だ！
独自の表現と世界観が両立していていいですね！
椎名誠さんの『水域』を反転させたような物語とでも言えばいいのでしょうか。

（以下ネタバレ）
新天地への脱出が失敗する、というタテ筋はいい感じで悲劇になりうるのに、さまざまな海生生物（非生物も？）の紹介が先に立っているので、物語を楽しめませんでした。
映画を見にいったらスクリーンにスライドショーが映されていたような、楽しみきれなかった読後感なのが惜しかったです。

いずれにせよ、唯一無二の表現に挑まれているのは称賛したいです。
あとはどんな人にどう楽しんでもらいたいかをイメージして、もっと「読みどころ」を考えてくだされば嬉しいです。
ご投稿、ありがとうございました！

個性的でとても美しく幻想的な世界ですね。
フルカラーで描かれていることもそうですし新しいマンガ表現だと感じました。
謎も多く気になります。

美しく幻想的な世界ですね。マンガでありアニメーションにも近いような…画集のような…絵本のような…枠にとらわれない個性的で魅力ある作風をお持ちです。トワレモン・ブルーさんが海の中をモチーフにするのは何か理由があるのでしょうか。一度読むとトワレモン・ブルー世界のファンになってしまう魅力があります。

お話を拝見させていただきました！
全く新しい世界、生物、言葉などを緻密に構築されていて、衝撃を受けつつ、とてもワクワクしながら読み進めておりました。それでもあからさまな説明をしすぎず、シーンで物語を見せているのでエンターテイメントとして楽しむことができました。そういった中で、私たちにも通じる普遍的な感情がストーリーに組み込まれており、圧巻でした。

カラーについても、とても計算されて塗られているな…！と驚きました。単色の濃淡で表現しているのもとても読みやすいですし、カラーがわっ！と増えるのも、世界が広がったのが視覚的に伝わってきて、非常に技巧的な作品だ…と感激です。主人公も落ち着いていて頭がよく、お話に納得しながら楽しんでおりました。さらに登場人物たちがとても表情豊かで、私たち人間とは違う生物だとは思いますが、キャラクターに感情移入して読めました。一コマ一コマがとても大切に、アーティスティックに描かれていて、ずっと眺めていたい！と思えました。

とても素敵な世界観、キャラクターで感動しました。描いてくださり、ありがとうございました！